最近見たアニメの感想など

労働が苛烈さを増してからというものの更新出来る程ゆとりが無かった為久々の更新(実際は真っ当な人間の労働時間だが、真っ当な人間の労働時間は異常)

 

労働を再開したあたりから丁度ウマ娘をプレイし始めたのだが、その際に耳が暇なので月に3-4本くらいアニメを見るような生活になった。

 

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雰囲気とOPが良かったので視聴。

1話を視聴した時点で恐らく大半の人物が感じるであろう「何かすごい展開が待っているんじゃないか」という雰囲気のまま気付けば最終話が始まり、終わる。

 

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主要キャラが5人という点が気になっていたので視聴。

ラブライブの悪しき風習である、9人それぞれの個人回で話数を消費し肝心の本筋が薄くなる問題が解消されるのでは、という期待から見始めた訳だが、結論としてラブライブという作品自体本筋が薄かったらしく、特段話の出来が良いということは無かった。

しかしながらキャラが少ないおかげでそれぞれに対する掘り下げが深くなり愛着は湧いた為、ラブライブシリーズでは一番高評価。1名明らかに制作側からの愛着すら薄いであろうキャラがいたが・・・。

主人公の声優の歌がやけに上手く、曲も好みのものが多かった為その点だけでも見た意味があった。

 

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頑張る少女を見たかったので視聴。

事前情報を遮断していた為、序盤が想像以上に重たくて失神。

全話通して大絶賛という程では無かったのだが、5/13話程めちゃくちゃ好みの回があるので、かなり好きな作品。8/13話は記憶に残っていないので、作品を通しての山と谷が激しいというか、描きたいものが広いんだなという印象。

アニメでは原作の7巻あたりまでの内容を扱っていたが、8巻の内容がすこぶる良かったので、アニメを見て気に入った方は8巻だけでも読んでみることをお勧めする。

 

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SAO自体は苦手な部類のアニメで、アリシゼーションまでは若かりし頃に惰性で見ていたのだが、アリシゼーションは面白いと言っている知人が複数名いたので視聴。

結論から言うと、アリシゼーションはめちゃくちゃに面白い。

今までのSAOに無かった要素が多数存在しており、それらは今までのSAOを気に入っている人程不快に感じるのだろうが、今までが苦手だった人にとっては前向きにしか作用していない。

キリトを除く登場人物がデータであるということが、かえって今まで以上に生死を重要なものにしているのが面白い。実際にはそれも愛着次第だが、アリシゼーションで描かれる主要人物はどれも魅力的なものが多く、過ごす年月の重みもあり愛着が湧きやすいように思える。

視聴者側としては視点を未熟で成長途上のキャラクターに持っていくのが自然な為、もう1人の主人公と言えるユージオの視点で見る時間が多いと思うのだが、その際キリトがとても魅力的なキャラになる。この作品におけるキリトは基本的に負けない上に殆どの場面で最適解を選ぶ為非常に頼れる仲間であり、同性であることから恋愛感情も生じない。同性である分キリトの強さに対する嫉妬心というか、プライドのようなものは生じていたが、それもまた今までのSAOには有り得なかった要素で好ましい。

話の進行を重視した為かキャラクターを掘り下げるような回は確保出来ず、キャラクターの多さに対して十分に描かれたキャラクターは少なかったが、何しろこのアリシゼーション編には2期がある。1期で描写の少なかった主要人物も2期ではきっと描かれるし、後味の悪い結末も2期を見終わる頃には納得の行くものになっているはずだ。

 

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史上最悪の2期。

8話までは目を瞑るが、その後1期を好きな視聴者には納得が行かないであろう展開が最後まで続く。しかしながらOP/ED映像がめちゃくちゃに良いので最後まで期待を抱き続けて視聴する生き地獄。

1期が嫌いだった視聴者には嬉しい展開が続いているように思えるが、そもそもアリシゼーションの1期が嫌いな視聴者はわざわざ2期を見ない気もするし、仮に視聴を続け2期の展開が好みだったとして、でも今までのSAOの方が良かったな、という結論に至るだろう。つまるところ、アリシゼーション編は1期で積み上げた今までとは異なる物語を、2期で全て破壊して今までのSAOに作り替えている。長すぎた執筆期間で気が狂ったのだろうか。

1期のキャラクターを掘り下げるどころか1期の倍近い数の新規キャラクターが登場し、新規キャラクターに対してまたやんわりと掘り下げ、2クール目からはこの物語の完全なる外野であるアスナを初めとする既存キャラクター達が生まれ持ったチート能力で何の苦労もなく敵を蹂躙していく。笑うしかない。

こんなご都合主義展開で不利な戦況をひっくり返すくせに、アリシゼーションで死亡したデータを安易に蘇らせるということはせず、アリス・ツーベルクもユージオも死んだまま・・・かと思いきや、原作で現在進行しているユナイタルリング編でユージオの存在を匂わせるような描写があるらしく、そこまで含めて全てが茶番。

2クール目のEDでアスナが立っている場所に本来いるべきなのはこのアリシゼーションにおいては間違いなくアリスだし、この物語にアスナが介入して良いことなんて何一つ無いと終始思っていたが、それは結局のところ自分がアスナを、今までのSAOを嫌っているだけなのかもしれない。

 

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サブタイトルがユニークなので視聴。

想像以上に真っ当なアイドルアニメで、特段良いわけでも無いが、不快な要素も無く曲も良い。ラブライブ!スーパースター!!の際にも触れたが、アイドルアニメは曲に出会えるという点だけで見る価値がある。

 

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今まで避け続けていたが、こういったガチガチの恋愛をウリにしているアニメでは一番評判が良い気がしたので意を決して視聴。

世間一般で言われているように全話通して昼ドラとしか形容できない展開が続くのだが、2クール目に切り替わる際に「今までに出ていた登場人物の年齢を部分的に変動させる」という凄まじい手法が用いられる。本作での恋愛以外の要素は基本的にこのギミックの為だけに存在している。

ただの昼ドラだったら26話も見てられないだろうが、このギミックがとても面白く、丁度話がダレてきたところで入る為、2クール目からまた新鮮な気持ちで視聴を続けることが出来るのが面白い。評判が良いだけのことはあって、しっかりと昼ドラを見ない層に見せることを意識した昼ドラだと思う。

終盤はシラフで見れる自信が無かった為強めにアルコールを入れながら視聴していたが、中でも24話は相当に出来が良く号泣してしまった。

本作が物議を醸した点として、2クール目での主人公的な立ち位置である潮留美海の好感度が上がるのに対し、メインヒロインである向井戸まなかの好感度は特に上がることが無く、寧ろ話の都合上本人に比は無いとはいえ下がる要素ばかりであることだと思うが、これは明らかにそういった印象を与えることまで織り込み済みの演出である為、昼ドラってそういうものなんだなと受け入れてしまった。これは放送当時の年齢で視聴していたら抱かなかったであろう感想。

 

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アイドルアニメに貪欲過ぎたが故に視聴。

前評判では正に賛否両論といった感じで、手放しに褒められる作品で無いことは覚悟していたが、1話はかなり気に入った為2話以降への期待は高まっていた。

が、その2話以降の内容は1話での物語に重きを置いていそうな展開とは打って変わって紛れもないソシャゲ販促アニメ。12話という話数に対して明らかに多すぎるキャラクター数と違和感のある新人声優、多すぎるとはいったものの18人しかいないアイドルの内、6人は外見的特徴が有り得ない程似通っている(内2名は姉妹なので仕方が無いが)

当然12話で18名の掘り下げをすることなど不可能なのだが、かと言って1話のような路線で話を進めるわけでもなく、中途半端にキャラを掘り下げつつ、中途半端に話が進んでいく。結果としてライバルグループの7名を除く11名の内、5名程全く掘り下げられることのないキャラクターが生まれ、名前を覚えることも出来ないまま当の本人達は視聴者が観測出来ないところで順調にアイドルとして成長していく。この時点でアイドルアニメとして見ると完全に駄作だが、このアニメにはラブライブとは違いもう一つ大きな見所、主人公である牧野と幽霊である麻奈の物語がある。

最終話で描かれたそれは概ね自分好みのものだったが、それまでの2-11話で描かれた牧野に何も魅力が無かったせいか、展開として好きなものの作品や関係性として好きとは言えず、何とも言い難い最後に。販促と物語の両立を目指した結果、どちらも伴わなかったという感想。

また、さくらの心臓が麻奈のものであるという展開は、例えさくらがどう思っているとしても真偽をボカしてしまえば良い展開だと思ったのだが、琴乃がさくらの鼓動を聞いて涙を流してしまったことで真偽をボカすような意図は無いように見え、途端に安い展開だなと冷めた。

散々な言い方をしたが1話と最終話は好みだったし、新たに考えるようになった事もあった為、見る意味自体は大いにある作品だと思う。出来は悪い。しかし曲はめちゃくちゃ良い。

これは余談だが、新人含め大多数がミュージックレイン所属の声優であることも嫌な部分である。ミュージックレインの声優自体は好きなのだが、アイドルアニメでこういった偏りが見えること自体が嫌。